
会社をリストラされてしまったら、給与で生活している人はどうしたらいいのかわかりません。
家族ともども路頭に迷うことになってしまう可能性だってあります。会社からリストラされたときの、精神的なショックは膨大なものです。
30代や40代の働き盛りの時にリストラされてしまうと、特に不安やショックも大きいでしょう。家族がいれば、これからお金がどんどんかかるタイミングかもしれません。
どん底に突き落とされたような気持ちになるのは当然のことです。しかし、ヤケになってはいけません。行き当たりばったりに再就職先を探しても、なかなか結果はでないでしょう。
また、気持ちに整理をつけず、落ち込んだ気持ちを引きずったまま転職活動を行うと、不採用が重なり、ついには転職活動を放棄してしまうことにもなりかねません。
リストラされてしまったということは、紛れもない事実です。その事実を受け入れて、冷静になって落ち着いて次のステップに進むべきです。自分のキャリアプランをこの機会に見つめ直してみることをおすすめします。
転職活動は、しっかりと準備をしておこないましょう。自己分析や自分のアピールポイントをまとめ、今後のキャリアプランまで含めて考えておかなければ、満足する転職活動を行うことはできません。
「リストラされた自分では再就職は難しい」
「年齢のせいで書類選考に通らない」
「もっと妥協した方がいいのかも」
と思って、意に反して契約社員や派遣社員などの非正規雇用を選んでしまう人もいます。しかし、リストラされたからと言って、大きなマイナス要因とはなりませんし、正社員として再就職を果たすことは可能なのです。
リストラされたからと言って、気持ちの面で負けてはいけません。自分ひとりで思い悩まず、中途採用というフィールドをどう攻略するかを考えましょう。
今回の記事では、会社をリストラされたときの対処法…転職準備と心構えについて紹介します。
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リストラされたらどうするか?


あなたがリストラされてしまった場合、悲観的になる気持ちは痛いほど分かりますが、自分だけが特別な境遇におかれたような意識を持つ必要はありません。
自分だけが不幸な運命に陥ってしまったと悩んではいけないのです。今の時代、どんなに優良な大企業に在籍していようと、リストラにあう可能性は、存在します。
アメリカにおいては、業績が良く財務的に会社に余裕のある時期に、あえてリストラを行ったりもします。これから日本においても、会社の業績が悪い時にのみリストラが行われるという考え方は、当てはまらなくなるでしょう。
大切なことは、いざリストラが自分の身に降りかかろうとしても慌てることなく落ちついて対処する心構えを持つことです。
もちろん、初めての経験で多少同様はするでしょうが、決して深刻に受け止めすぎないことが寛容です。いざリストラにあった場合は、交通事故に遭遇してしまったと割り切ります。そして、将来への舵取りを、冷静かつ迅速に行いましょう。
いつまで会社に在籍できるのか、リストラに伴う退職に向けた会社からのサポートはどうなのか(例えば企業によってはパッケージという割増した退職金の手当や、再就職支援会社の紹介など、退職に向けたサポートプランを提示してくれます)など、退職に向けてのスケジュールや活動を考えて将来へのプランを練りましょう。
言葉を重ねますが、決してくよくよしないことです。これからの自分の人生を考えて自分を奮い立たせ、前向きに転職活動を開始しましょう。
リストラにより自分に新しい人生の道が開けたぐらいの考えで突き進むことが大切なのです。
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リストラについて知っておくべき知識


会社が不景気でリストラする際にもルールがある
景気低迷が続いている昨今、会社の収益がますます悪化の一途をたどり、回復の見通しがないまま、企業は合併や統合あるいは不採算部門の廃止、人員整理を行いつつ、企業の再生を図っています。
特に経費削減の一環として行われる人員整理、つまり従業員の解雇や勧奨による退職が非常に多くなっています。したがって、会社が不況による人員整理のための解雇をする場合は、それなりの手順を踏まなければなりません。
あなたもこのあたりのことをじっくりと理解しておいたほうがいいでしょう。それでは整理解雇が許されるのはどういうケースの時になるのか、次の章で見ていきましょう。
リストラが許される4つの条件とは?
会社が不景気でどうしてもリストラしたいときは、次の4つの条件すべてに該当した時のみ有効になります。
①会社経営のために、どうしても人員整理をする必要があること
かつては、人員整理をしなけれ企業が倒産してしまうという瀕死の状態でなければ人員整理の必要性は認められない、という非常に厳しい条件を課していました。
しかし、現在ではやや緩和され、企業の合理的運営上やむを得ない必要性があったり、企業の経常利益がマイナスとなり、リストラ以外の方法で当面その解消が期待できない場合には必要な範囲でリストラの必要性が認められる、などの考え方が導入されるようになってきました。
②解雇を避けるための努力を十分に行ったこと
会社が従業員を解雇する前に、解雇を避けるための措置を可能な限り講じなければならないということです。
そのような措置の例としては、希望退職者を募る、配置転換や出向で対処する、一時帰休をさせる、残業や休日労働の削減、廃止をする、新規採用を中止する、昇給をストップさせる、賞与の支給を辞める・・・などがあります。
③解雇対象者の人選が合理性・公平性をもつこと
その会社にパート、アルバイト、臨時労働者などがいる場合は、まずそれらの者から解雇すべきであり、そのような労働者をとばして正社員を解雇するのは原則として許されていないということです。
ましてや労働組合に入っている者を先に解雇の対象者とすることは、不当労働行為となり認められません。
④リストラ対象の従業員や労働組合に対し十分な説明と協議を行ったこと
会社の経営陣はリストラ対象の従業員や労働組合に対し、人員整理を行う必要性や実施時期、規模、実施方法などについて十分な説明を行い、理解と納得が得られるように最大限の努力をする義務があるということです。
つまり、会社は整理解雇をしたいならば、事前に対象従業員や労働組合へ十分な説明や協議を行うという時間的余裕も含めた手続きを、きちんと踏まなければならないということです。
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33歳、勤続11年目にリストラされた体験談


“青天の霹靂”とはまさにこのことでした…
リストラされました。33歳、勤続11年目の出来事です。
突然のリストラは、5月のゴールデンウイーク明けた初日でした。
会社の上司から呼ばれ、突然リストラの通告があったのです。
私がリストラされて一番「辛い」と感じたのは、自分の実力が認められず、不要であると思われたことでした。
この職場において、どうして自分がリストラされるのか…。
一番最初に、その原因を教えて欲しいと思いました。
すると、その時の上司の返事は「君にはすまないと思っている」と言う言葉だけでした。
業績悪化などの説明があったような気がしますが、頭が真っ白になって覚えていません。
実際詳しく話を聞いてみると、私の他にも数名がリストラの対象となっており、私と同じようにリストラ通告を受けていたことがわかりました。
その方々が職場に対して異議申し立てをしているところを見ながら、私の心はぽっかり穴が開いたようでした。
まさか自分がリストラなんて…
「まさか自分が…」そう思うと同時に、「これからどうなるんだ」という恐怖が襲ってきましたね。
結局、私はそのまま退職することになり、数ヶ月間は家に引きこもる生活になりました。
異議申し立てをした人たちも、そのままリストラとなったと人づてに聞きました。
当時は、一人身だったので貯金でなんとか生活していましたが、家族がいる現在であった場合を思うとゾッとします。
また、無職で家にいる時に、なんとも言えない焦燥感と社会から置いていかれる気持ちが大きくなりました。
予定が全くないということも地味に辛かったです。
就職活動も毎日なにかしら予定が埋まることはないので、暇と孤独がこんなにも辛いことだということがよく分かりました。
リストラされてしばらくの間は働く気にもなれませんでした…
部屋にひきこもって、半年間外にも出ることもできなくなり、生きているのが嫌になって死のうと思ったこともあります。
私は独身だったので、家族を養ってはいなかったのが不幸中の幸いだったと思っています。
半年後にやっとやる気が戻ってきて、動き出すことができました。
リストラされて「辛い」ときの対処法は…
リストラされて辛かった時の「対処法」ですが、引きこもってから半年間は、何もできませんでした。
やる気が戻ってきたのが半年後です。
リストラされた辛さは、時間とともに減っていきます。
ですから、苦しいときはしっかり休んでください。
半年後に動けるようになって、それからはとにかく家の中にはいませんでした。
この機会に視野が広がるように、自分のやりたいことが見つかるようにと、外へ外へと情報を探しに出ていましたね。
行き先は職業安定所(ハローワーク)と図書館、本屋が一番多かったです。
職業安定所では新たな仕事を探しながら、
「世の中には他にもどのような仕事があるのだろう」
「このような仕事はどういった条件で募集されているのだろうか」
などというように、今まで自分が知らなかったことを片っ端から調べていました。
この場所に来る人たちを見ていても、年齢の性別も様々で、色々な方が相談窓口でお話しされていたので、「無職」なのは、自分だけではないのだなということもわかりました。
そして図書館では今までゆっくり読めなかったような趣味の本を調べたり、借りて読んだりして意外と充実していたと思います。
リストラされ辛いと感じていた時に、「自由な時間ができたのだ」と自分に言い聞かせ、音楽を聴いたり弾いたりして自由に毎日を過ごしていました。
特に一人での旅行は経験になりましたね。
見ず知らずの土地に旅行に出かけ何日も過ごしました。
リストラされると気力も無くなりますし、一人で考えて暮らす事にも煮詰まってしまいます。
ですから外に出て知らない土地で人とのコミュニケーションを少しでも取ることで、「リストラされた苦しい現実」から意識を切り離すことができたと思います。
リストラは辛すぎる出来事
リストラされた理由は、人によって様々だと思いますが、私の場合は会社都合だった為失業保険もすぐ支給にされました。
金銭的な不安は、すぐにはありませんでしたが、無職である喪失感と社会に置いていかれる焦燥感が辛く感じます。
なので、就職活動はすぐに開始しました。
また、不安になった時は、とりあえず行動するようにしていました。
ハローワークに行ったり、インターネットで仕事を検索してみたり…。
「今日はこれをやった」と思えることを、一つでも感じられるように工夫してました。
会社のことを考えると、気持ち的に辛い気持ちが沸いてきます。
海の見える場所に行って、一人でボーっとして気分を一新しました。
かなり辛かったですが、なんとか乗り越えることが出来ました。
今、リストラされて「辛い」と悩んでいる人へ
突然リストラに会うと、今後少々の辛い事でも耐えられるようになります。
リストラという辛い経験が、人間として一皮むけて成長させてくれたように思います。
再就職した時にも、他の人と見る角度が違ってみえるようになりました。
会社があなたをリストラした理由は、様々あると思うので一概に言えませんが、焦らないことが大事だと思います。
リストラは辛いですが、その会社は自分必要としないんだと開き直ることが大事です。
自分を必要としてくれる会社で働いた方が、今後の自分のためにもなります。
リストラされたことを前向きに考えるのは難しいかもしれませんが、次のステップに進むために必要だったと受け入れるしかありません。
今、リストラされ考える事のスイッチや辛いという感情がある中で取るべきことは、孤独の中で悩みが増してしまう事があるので、誰かと連絡を取って、外に出て触れ合う事が一番ではないでしょうか。
無理はしないこと
まだ働く意欲が湧かないのならば、無理して仕事をせずに休みましょう。
失業保険もありますし、貯金がなければ実家に帰るなりして、誰かに頼ることで働く道が見えてきます。
焦らず、落ち着いて、時期が来ればまた浮上すれば良いのです。
今、リストラされて「辛い」と悩んでいる人に伝えたいことは、リストラは「大きなチャンス」であるということです。
リストラされた時は拒否され、否定されたような感じで自分自身の存在感が潰れ、非常に辛い思いをしました。
でも、その時そのまま働き続けていたら、今感じている視野の広さや自分らしさは見つけることができませんでした。
長年勤務されている方々のことを視野が狭いとは言いませんが、私の場合はその時就職していた職場よりも、もっと自分に合う仕事があることに気がつきました。
その時は仲良くし、協力しあっていた職場の人間関係を手放すことも非常に辛かったのですが、その気になればいつでも連絡は取れますし、仲良くすることもできます。
それに新しい環境で新しい人間関係・友達関係もできます。
「リストラ」という響きは大変冷たい感じがしますが、私には大きなチャンスだった、そう確信しました。
大丈夫です。今抱えているその辛さを、今後の「チャンス」のための原動力にしてください。
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リストラからの転職準備と心構え


リストラからの再就職は難しいのか?
リストラにも2種類ある
一口にリストラといったも、大きく2つのタイプに分けることができます。1つは、不採算部門からの撤退によるリストラです。
景気回復がなかなか進まない状況のなかで、多くの企業が不採算部門から撤退していきますが、その結果、そこで働く従業員全員がリストラの対象となることがあります。
もう1つは、転職希望者本人の実績があがらないため、リストラの対象となるケースです。いずれも、本人の意思とは無関係に退職させられたわけですが、退職理由を説明する場合には、大きな違いがあります。
リストラによる退職理由は状況によっては事実を告げなくてもよい
まず、不採算部門の撤退という、会社の経営方針の転換によってなされたリストラについては、事実を正直に伝えても構いません。
では、もう一方のケースはどうでしょうか。結論から言えば、応募書類はもちろん、面接の場でも事実をありのまま告げる必要はありません。
応募書類の書き方や面接での回答のしかたには、さまざまなバリエーションが考えられます。たとえば、「担当部門が縮小され、早期勧奨退職の対象になりました。そこで、会社の将来性と今後のキャリアアップを考えて転職を決意しました」といった表現なら、十分許される範囲でしょう。
大切なのは、退職理由を示すときの基本…前向きな姿勢を見せることです。
また、採用候補になると、求人している会社側から前の会社に退職理由の問い合わせがくることもあります。しかし、心配することはありません。
前の会社でも「会社の都合で退職しました」と答えるのが一般的です。つまり、リストラはあくまで会社都合であるということを念頭において、転職活動をすればよいのです。
また、経営方針の大きな転換によって、従来とは違う職種に就かなければならなくなり、転職を決意する人もいます。この場合も、会社都合と考え、弱気になることはありません。
家族には必ず話しておこう
リストラされたことを家族に言い出せないという人もいます。リストラされたということを、恥ずかしいと感じたり、離婚されるのではないかと恐れているのです。
しかし、家族に秘密にしておくのはおすすめできません。家族に隠したまま、会社に出勤していることを装って公園や喫茶店などで時間をつぶすという人もいますが、それで何かが解決するのでしょうか?
家族には、とくに配偶者(妻)には必ず、今の自分の状況を話しておかなければいけません。あなたの失業は家族を巻き込む問題です。
家族皆でリストラに立ち向かうという気持ちをもちましょう。家族にとってもショックは大きいでしょう。しかし、あなたが前向きに再就職を目指すなら、家族もきっと応援してくれるはずです。
自分の強みを思い出そう
転職活動をするにあたって、考えるべきことは山ほどあります。同業種に転職するのか、それとも異業種に転職するのか等…これからのキャリアプランをしっかりと考えなければいけません。
しかしそうは言っても、うかうかしているとあっと言う間に数ヶ月が経ってしまうのが、転職活動の恐ろしいところです。気が付けば再就職できずに1年、2年経ってしまった…なんていうことになったら目も当てられません。
まずは、自己分析から始めることです。あなたの強みは何でしょう?あなたが次の会社で活かせる強みを書き出してみてください。それが、転職活動で武器となります。
あなたの武器が見つかれば、アピールポイントとして自信をもって求人に応募することができます。転職活動で大事なのは自信です。あなたは必ず再就職を果たすことができます。自信をもちましょう。
会社をリストラされたことは、チャンスとも言える
会社をリストラされれば、誰でも辛いです。当たり前です。しかし、いつまでもクヨクヨしていても何も始まりません。ここは、視点を変えて、新しい仕事に挑戦するチャンスと捉えてみませんか?
「そんな風には考えられない」
「俺がにリストラされたのは何かの間違いだ」
といつまでもリストラされたことを引きずる人がいますが、そのような気持ちで面接を受けても、面接官には良い印象は与えられないでしょう。
諸行無常という言葉があります。あなたも知っていますよね?物事は絶えず変化し続け、決して永遠のものではないという意味の言葉です。
今の状況は大変にお辛いはずです。しかし、これが一生続くわけでもありません。状況は、刻一刻と変わっていくのです。それならば、良い方へと変わっていくことを期待しませんか?
転職エージェントを活用してスムーズに転職しよう
転職活動は、転職エージェントを利用することを強くおすすめします。リストラからの転職は、ひとりではやはり厳しい戦いが予想されます。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロと2人3脚で再就職までの道を歩くことができます。
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