
無職には、絶対に「気分転換」が必要です。
気分転換をしなければ、以下のような負のスパイラルに陥ってしまい、再スタートができなくなります。
⇒無職の自分はダメだと思う
⇒何もする気にならない
⇒当然何もおきない
⇒さらに自分はダメだと強く思う
「無職」を現実逃避するのではなく、アクティブに「気分転換」をし、次のステップに進めるようにすることが大事なのです。気持ちが落ち込んで、更にどんどん落ち込んでしまうと、いずれ精神病になってしまうでしょう。
鬱病をはじめとする、厄介な病気は一度なってしまってはそう簡単には治りません。そうなると自傷行為や自殺など、絶対あってはならないことも起こりうるかもしれません。
最近はひきこもりの重大な犯罪も問題になっています。そうなる前に、少しでも気持ちを和らげ、人生を良くして行けたらいいのではないのでしょうか。人は幸せになるために生きているのですから…。
無職になると気分が沈んで落ち込んでしまう原因とは?


無職で気分が落ち込んでしまう原因は、“外的要因”と“内的要因”の2つがあると思います。前者は、家族や知り合いなどから「働け」などと言われたり態度で示されたり、そういった外から来るプレッシャーが原因。
それに伴い、心の内面でどんどんストレスが溜まり、自分の無力感が生まれます。それが後者です。何もしていないという事実と、そういったストレスなどが相乗効果を生み、しかもそれが慢性化された巨大なストレスに耐え続けているのが無職という生き方だと思います。
収入が途絶え、将来を考えると絶望的になってしまうのです。その他の無職が落ち込む原因としては、以下の事柄が考えられます。
無職で気分が落ち込んでしまう7つの原因
1.収入面の不安
お金が無ければ生きていけません。無職になった時点で収入が途絶えますので(正確には失業保険等がありますが、一時的な気休め程度です)、「収入ゼロ」が最大の不安です。
2.「レール」から外れた不安
一度、「無職」になると、「無職になってしまった人」というレッテルが貼られてしまい、「定職」のレールに再度乗ることはものすごくハードルの高いことのように感じます。
3.家族への申し訳なさ
自分が悶々として、お金を稼がない時間(というより、お金を食いつぶしている)を過ごしている間にも、家族は働いています。自分への自己嫌悪がつのります。
4.孤独感
人との関わりが無くなる為、言葉を発する機会が少なくなります。このことが、孤独感をさらに増していきます。働いている時よりも時間があるので、ついクヨクヨと頭の中で考えてしまうからです。
5.周囲との比較
人との関わりは無くなるのに、SNSを見てしまうことで周囲の環境を知ってしまい、比較して虚しくなります。同時に、焦りも出てきます。周りの働いている人と自分をつい比べてしまい、「無職の私は怠け者だ」と責めてしまうのです。
6.余裕がなくなる
お金を自由に使うことができず、全ての行動がマイナスの消費活動にしかならない為、気持ちに余裕がなくなります。日を重ねるにつれて再就職のハードルが高くなる気がして、また働けるのか自信が無くなってしまうのです。
7.引きこもりになる
社会から遮断されてしまうので家で過ごす時間が増えて引きこもりになりがちになります。病気で無職になるのと、ただたんに仕事が嫌で無職になるのとでは違いがあるでしょう。
無職が積極的に気分転換をした方が良い理由とは?


無職が気分転換をした方が良い理由は、無職であることを否定的に考えてしまうからです。落ち込んだり、焦ったり、自分を責めたりしてしまうことが多く、再就職へのモチベーションが下がってしまいます。
気分転換することで前向きになれば、再就職に向けて行動するエネルギーも沸いてくるでしょう。気分転換をしないと、ネガティブな気持ちに心が支配されてしまいます。ネガティブな気持ちは底がありません。ずぶずぶと沈み続けてしまいます。
沈んでいくと何が良くて何が悪いのか、右も左もわからなくなってしまうでしょう。人はあまりにもマイナスな事を考え続けていると、「職にも付けない自分はもうダメだ」とか「生きている価値が無いから死のう」と考えてしまいます。
平静時に考えて見れば『おかしい』と思えるような事を、大真面目に考えついてしまうのです。そのため、積極的に気分転換して心をリフレッシュさせる事で、その考えに辿り着かせないことが大事になります。
例え辿り着いてしまったとしても、無視したり、軽くやり過ごしたりする事が出来る心の余裕を作る必要があるでしょう。無職の人間が、自己肯定感の低いまま気分転換をせずにずーっと暮らしていると、全く大げさではなく心が腐ったような状態になってしまいます(経験談)。
心が腐った状態になると、これまで出来たことすら出来なくなってしまうんです。野球で言う”イップス”みたいなものですかね。
なので、無職の人は必ず気分転換をして、心くらいは少なくとも新鮮さを保っておいて、仕事探しに向かっていく必要があるのです。心が腐りかけてる人は、面接も通りづらくなってしまいます。ですので、気分転換は無職にとって、非常に大切になるのです。
無職に効果的な気分転換6つの方法とは?


何が無職にとって有効な気分転換になるのでしょうか?ここでは、無職に効果的な「気分転換」の秘策を紹介します。
無職に効果的な気分転換1.自転車に乗って出かける(運動する)


無職でストレスが溜まったときは、運動することが一番のストレス解消です。周りは働いている人が多いと思うので、一人でできる運動をすることをおすすめします。その中でも、自転車をこいだり走ったりすることは、お金もかからないし、体力も使うので良い運動です。
わざわざ高い自転車を買う必要はありません。普段使っているチャリンコで十分です。自転車で出かけて疲れれば、夜寝るときにぐっすり眠れるようになります。
自転車でスーパーに行って買い物をしたり、図書館に行って本を借りたりするような普通のことで良いのです。人と多少の会話をすることもできるので、ストレスは発散できるでしょう。
一人で引きこもっているとしゃべる相手がいなくなり、精神的に参ってしまいます。自転車に乗って出かけることは、運動することと人と会話をすることを同時にできるのでおすすめの方法です。
無職に効果的な気分転換2.パンを焼いてみる


失業期間中は、パンを焼くのが良い気分転換になりました。パン生地を捏ねている間は無心になれるので、将来への不安から逃れることができます。
また、粉からパンを作り上げる全行程を見ることは、自分が生産的な行為をしているという満足感に繋がり、無職の惨めさが和らぐようでした。
収入がないところで、お金を使うことには罪悪感がわきます。しかし、パンは食べられるので食費だと思うと、「気晴らしのためだけの出費ではない」と思えて気持ちが楽です。
最低限、強力粉とドライイースト、塩、水があればよく、そもそも材料費はそんなに高いものではありません。どこかに出かけて場所を変えなくても、家に居たまま気分転換ができるため、着替えることなく、思い立ったらすぐできる手軽な気分転換方法です。
どんなパンを作るかを決め、材料を用意し、分量を測り、手順通りこなせば誰でも大体同じ者が作れます。完成形が決まっているものを淡々と作るという行為は、脳を活性化させるのだと思います。
そして何よりの醍醐味である完成したパンは、自分が食べるも良し、家族などにあげるも良し。自分が勝手に好きなものを好きなだけ作れる達成感。作ったものを食べる喜び。それは他にないものだと思います。
無職に効果的な気分転換3.音楽を聴きながら線路沿いを歩く


リラックスできる気分転換の方法は、音楽を聴きながら線路沿いを歩くことです。無職である以上お金はもちろんないですし、でもやっぱり家でゴロゴロするのは違う気がする…。そんな時に私は音楽を聴きながら、線路沿いを歩きます。
目的地はあっても無くても構いません。とにかくある駅から次の駅まで、線路に沿って歩くのです。
これ実際やってみると「こんな所にこんなものがあったのか!」と新たな発見があって結構楽しいですし、時間もいつのまにか過ぎています。信じられないかも知れませんが、歩いている途中でクリエイティブなアイデアが浮かんだりもします。
無職に効果的な気分転換4.創作活動をおこなう


存分にある「時間」をふんだんに使う為に、創作活動やアウトプットの時間を増やします。まず最初の段階として、やる気を出すためにインプットの時間を設けます。自分が何をしたいのか、これを機にやってみたいことは何かを探す時間ですね。
図書館で興味のある本、今まで関係ないと思っていた本を、とりあえずたくさん読んでみることが大事です。そこで見つけた「やってみたいこと」に挑戦します。この「やってみたいこと」はなるべく、自分のスキルと暮らしに直結するものが良いです。
例えば、中華料理を本格的に作ってみるとか、普段着ているシャツを自分でも作ってみるなど。「ライフラインに直結する可能性がある」スキルだと、時間の無駄だと思う焦りが減りおすすめです。
無職に効果的な気分転換5.図書館に行くこと(読書をする)


図書館は、うまく活用すれば無職の気分転換に最適です。夏は涼しく、冬は暖かい空調が効いています。家から外に出かけることになるので、良い気分転換になります。
図書館で興味のある本や、今まで興味の持たなかった本など一通り読んでみましょう。読書はストレス解消の効果が実証されています。小説なら、こことは違う、別の世界を追体験できます。
自分とはまるっきり違う主人公の思考や行動が全てそのまま記されているため、新たな視点で物事を考えたり、視る力が養われるでしょう。読書は、無職の友達です。
無職に効果的な気分転換6.大好きなことをおこなう


気分転換として私がオススメしたいのは、自分が間違いなく『大好き』だと思う事を徹底的に突き詰めてやってみることです。もちろん、大好きを突き詰めた結果が、即座にイコールとなって将来の役に立つとは限りません。
むしろあくまで気分転換ですので、人生を大局的に見れば役には立たない可能性の方が大きいでしょう。しかし、大好きを極めると言う事は間違いなく溜まったストレスを吹き飛ばしてくれます。心の栄養になるのです。
無職でストレスを感じるのは、「自分は何もできない人間なのではないか」、「自分は価値のない人間なのではないか」と思ってしまうからでしょう。
それなら、少なくとも自分に価値を与えてくれるようなもの、つまり自分が普通の人より上手く出来ることを見つけて、それをすることが解決策になります。
私は、中高時代卓球をかなり真剣にやっていて、今でも大好きです。それが職業にはつながりませんでしたが、今でもそこそこの実力を持っています。時折卓球の打ちっぱなしに行っては、周りの人に実力を見せつけてストレス解消していますよ。
無職で気分が沈んでいる人へ


ここでは、無職で気分が沈んで落ち込んでいる人へ伝えたいことを紹介します。
無職で気分が沈んでいる人へ1.無職であることは一切忘れて楽しもう


気分転換をしている間は、無職であることは一切忘れて、思いっ切り楽しむことが大切です。この時間は決して無駄ではなく、人生の中で必要な時間だと思います。しっかり休んで、好きなことをして、美味しい物を食べましょう。
一日を大切に過ごしているうちに、絶対また走り出せる日がやってきます。気分転換することに罪悪感をもつ必要はありません。一度きりの人生、せっかくたっぷり時間が使えるのだから、クヨクヨ、うじうじ、暗い気持ちで過ごしていたらもったいないですよ。
無職で気分が沈んでいる人へ2.人と会えるような場所に行く


知らない人と会えるような場所に行ってみましょう。無職の人間の「気分転換」に最適なのは、外からの刺激を受けることです。外からの刺激を受けることによって、心の新鮮さを保てます。
もし知らない人と話すのが苦手だとしても、別にそれ以降また会わなければそんな緊張しないわけですから、大丈夫です。とにかく、知らない人と会って外からの刺激を受けるようにしてみてください。
無職で気分が沈んでいる人へ3.達成感を味わえることをしよう


どんな小さなことでもいいので、達成感を味わえることをしてみましょう。趣味があるのなら、その趣味を継続します。「趣味がない」という人は、簡単な運動や料理、掃除がおすすめです。
できれば身近にあり、気分転換をしたいと思った時に、すぐにできて、なおかつ簡単にできることがいいと思います。そういった小さな達成感を感じることすると、前向きなスパイラルになり、就職活動にも良い影響があるでしょう。
無職で気分が沈んでいる人へ4.好きなことをしよう


せっかく無職という時間がある状態なのですから、好きなことをやりましょう。歌が好きならば一人カラオケに行ったり、登山を始めてみたり、軽く近所をランニングしてみたり。人間は本来狩りをして生きていました。つまり、動いているのが当然だったのです。
近代では交通手段が発達し、食べ物も買えば手に入る。家でパソコンやスマホばかりなので、動くことが本当に少なくなりました。それでは本来動いていることで保たれていた健康が崩れてしまって当然です。
走りましょう。それがお金もかからず一番手っ取り早いです。いきなりが難しいなら歩きましょう。最初はなんでもいいから始めてみることです。それとついでに太陽を浴びましょう。よく聞くかもしれませんが、太陽の光は欝に効果的です。
夜勤の人は自律神経が乱れていきます。よく眠り、運動をして、よく食べて、自分を充電しましょう。そのうち元気になって復活できるはずです。
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