転職に成功した人たちに共通しているのは、「自分自身についてよく分かっている」ことです。
「自分は何がやりたいか」が具体的になっていて、それを実現させるべく転職先を見極めています。世間一般の評価ではなく、自分の価値観で転職先を選んでいるのです。
ですから面接で、自己紹介をしてくださいと言われても、退職理由や志望動機を聞かれても、ひるむことなく自信をもって答えられます。
転職を成功させるには、自己分析を徹底的に行って自分自身をよく知ることが絶対条件なのです。
今回の記事では、転職を成功へと導く「自己分析」について、詳しく解説します。
自己分析の3つの目的
自己分析の目的は次の3つです。
- 自分が本当に幸せになれる仕事を探すため
- 書類選考・面接を突破するため
- 本当に転職が最善の道か確認するため
自己分析で「自分とはどんな人間なのか」を知ろう
転職活動とは、「今より幸せになる生き方を探ること」と言えるかもしれません。幸せになる生き方とは、自分が幸せになれるような仕事を探し当てること、そしてその仕事ができる会社に入社することです。
例えば、新卒の時は人と会うのが好きで積極的な性格だから営業職を希望して入社した、でも営業は向いていないという気がするから転職を考えている、としましょう。
自己分析の結果、顧客と1対1でじっくり向き合うような営業(例えば英会話スクールの営業など)なら楽しくできそうですが、飛び込みセールスのような形態には向いていない、ということが分かるかもしれません。
この場合なら、一概に「営業職」を切り捨てていくのは得策ではない、ということがわかります。
自分自身をよく知ることで、自分を幸せにする仕事も知ることができます。
自分の強みが見つかる「グッドポイント診断」
自分のことをよく知りたいという人は、「リクナビNEXT」の
自分の強みを見つけるツールとして有名なのは、アメリカのギャラップ社が提供している「ストレングスファインダー」というものがあります。
全世界で1000万人以上が使用している非常に有名なツールですが、ストレングスファインダーを使用するには、1回通常2,000円ほどかかります。
しかし、「リクナビNEXT」が提供するグッドポイント診断は、完全無料で「ストレングスファインダー」同等の診断を受けることができます。
グッドポイント診断では、18個の強みのなかから、あなたの強みとなる「5つの強み」を知ることができます。


次のような質問に答えていくとあなたの強みを5つ診断してくれます。


このサービスを使った人からは「すごく当たる」「当たりすぎて怖いくらい」と評判のサービスです。


無料でできて時間もかからないため、転職者にとって得をすることはあっても損をすることはありません。
また、応募したい企業があれば、グッドポイント診断の結果を添えて企業に応募することも可能なので、転職を進めるうえで有利に働きます。
「ストレングスファインダー」は自己診断ツールとして全世界で1000万人以上が使用している非常に信頼性の高いものです。
そのストレングスファインダーと同等の診断が無料で受けられるグッドポイント診断は、自分の強みを知るために絶対にやっておくべきだと言えるでしょう。
グッドポイント診断は、「リクナビNEXT」への登録後に受けることができます。




どうして転職をするのか?
転職の自己分析で、まず最初に明らかにしておくべきことは、「自分はどうして転職をしたいのか」ということです。
本当に転職がベストな選択なのかを確認する意味もありますし、会社に不満があるのか、仕事の内容に不満があるのか、職種に不満があるのかを明らかにする意味もあります。
会社に不満があるのなら同業他社への転職が有利ですし、仕事の内容に不満があるのなら、いまの能力を活かせる違う分野の仕事をしている会社への転職がいいでしょう。


「なりたい自分」の見つけ方
転職の原動力は、「なりたい自分」に向けて行動することです。ですが、「なりたい自分」など、思うようにならない状況で、そんなことを考えても意味がないとする人もいます。
仕事は、厳しく辛いことも多いですが、「なりたい自分」が明確な人は、そうしたこともやりがいに変えられます。
社会人経験のない学生時代は、仕事を漠然と考えていたでしょう。しかし、ただ漠然と思いをめぐらせていても、「なりたい自分」には到達できません。
実際に仕事に携わったり、行動を起こすことで、より興味を持てる分野が見つかる場合も多いものです。そうして「なりたい自分」が見えてきたら、そこに到達するためにやらなければいけないことを見つけましょう。
資格が必要であれば、自己啓発して取得する方法も考えます。
「なりたい自分」を目指す意欲が、応募企業に対する熱意として現れます。もちろん、ある程度の適性は必要かもしれません。
しかし、最後の決断は、自らの意志で決めるべきです。適性以上に、ひたむきな努力が必要です。
「なりたい自分」へ到達する道は、ひとつではありません。経験者を求める職種に就きたくても、未経験だというのなら、周辺の業務から携わっていく方法もあります。
例えば、経理職に就きたいけれど未経験の場合なら、経理補佐や営業事務などの関連する仕事に携わり、経験を積んでいけばいいのです。
- 職務経験から、興味や価値観について考えてみる
- 就きたい職種を複数挙げてみる
- 適性検査などを受けて参考にする
- 「なりたい自分」へ到達するために必要なスキル、資格を考える
- 自己啓発を行い、勉強に取り組む
- 経験者を重視する職種であれば、周辺の職種に携わる
さいごに
自己分析をしっかりとしていけば、望む企業への転職にグッと近づくことができるでしょう。
とはいうものの、転職活動を、自分自身で全ておこなうことは、なかなか大変なことです。
特に、働きながら転職先を探す場合、時間がとれずに、面接の練習をすることや、履歴書・職務経歴書を丁寧に仕上げることが困難になってしまったり、志望先の会社についてのリサーチや、自分自身の希望の棚卸をする時間が取れません。
そんなときは、転職のプロである「転職エージェント」に相談してみましょう。
自己分析ツールについては『自己分析まにあ』というサイトの「【無料診断】自己分析ツールおすすめ9選転職に使えるアプリ・サイトまとめ」が参考になるので、ぜひ見てみてください。
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