仕事をしていると、業績・人間関係・上司との付き合い方など悩みは尽きることはありません。その中でも仕事の失敗に関する悩みは、誰でも経験しているのではないでしょうか?
責任感が強い人や真面目な人ほど、任された仕事で失敗をしてしまうと自分を追い詰めてしまいがちです。
このままだと逃げるように会社を辞めることになるかもしれません。
この記事では、仕事を失敗して辞めたいと悩む前に考えることと取るべき対策について説明していきます。
「仕事を辞めたい…」と悩んでいるときは、違う視点を取り入れ行動してみることで、新たな発見や気持ちがすっきりする場合があるので、ぜひ参考にしてください。
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仕事で失敗して辞めたいときに考えるべき4つのポイント
誰でも仕事で失敗することはあります。重要な仕事をしている人ほど、失敗したときの精神的なダメージは大きいものです。
気持ち的に弱っているときはネガティブな思考に囚われがちなので、仕事を辞めたくなることもあるでしょう。
仕事を辞めるということは人生の中でもとても重要な決断です。仕事をやめてしまう前に、一度この後に伝えることを考えてみてください。ポジティブな考えが生まれてくる可能性があるかもしれません。
一時の感情かもしれない
仕事で失敗をしたときは、精神的に落ち込んでしまい、会社を辞めたいと考える人は多いと思います。
しかし、それは一時的な感情かもしれません。
安易に考えて仕事を辞めてしまうと、他の会社に就職しても逃げグセがつき、どこに転職しても長続きしなくなる可能性が高いので、慎重に考えて決断する必要があります。
失敗は誰もがするものです。どんな成功者でも失敗しながら成功を掴みとります。
大事なことは、失敗してもできるだけ早く立ち直り、再び挑戦すること。落ち込みを極力引きづらないことです。
とはいえ、簡単に立ち直れないのも事実です。
それでも、ちょっとした考え方の変化で気持ちが楽になり、切り替えることはできます。
一時的な感情で流されないようにしましょう。
上司はなにも気にしていないかもしれない
部下の失敗は上司のとって想定内の出来事なので、あなたが考えているより気にしていない可能性が高いです。
上司は部下の業務を熟知しており、部下のミスに対してのリカバリーの仕方や対応方法をわかっていれば、そこまで大きく気にしない場合が多いです。
経験豊富な上司であれば、「それくらいならカバーできる」と考えていることでしょう。
もし、上司があなたに仕事を辞めてほしいと願い、信頼していなければ、仕事を任せません。
どれだけ人がいなくても、あなたに任せられないと判断した場合は、その仕事を誰かに変えるか、上司自身が巻き取ります。
怒られても、あなたが仕事を任され続けているということは、その仕事はあなたにしかできない、上司はあなたに任せたいと思っているということです。
どれだけ言っても改善が見込めない場合は、上司はあなたを怒ることすらしなくなります。
自分が考えているほど「大きな問題ではないのかもしれない」と意識するようにすれば、落ち込みづらく、気持ちも楽になります。
仕事が向いていないこととミスすることは関連性がない
仕事でミスをしたとき、つい「今の仕事は向いてないんだ…」と人は考えがちです。
しかしミスが多いからといって、今の仕事が向いていないとは言えません。ミスはあなただけのせいとは限らないからです。
仕事のミスを人のせいにするのはよくありませんが、全てが自分の責任だと考える必要もありません。
会社側でミスが起こりづらい環境を整えられていれば、防げるミスもあります。
上司があなたに適切な指示を出せていれば、ミスを防げていたかもしれません。
他にもあなたに割り振られた仕事量が多すぎた可能性もあります。常識的な仕事量を超えていれば、ミスをする可能性は高まるのは当然のことです。
そうはいっても、ミスを無くすためにはあなたの努力ももちろん必要です。でも、努力だけではどうしようもないこともあります。
「仕事に向いていない=仕事のミスが多い」と考えるのではなく、なぜ仕事でミスをしてしまうのか、ミスを無くすために、上司や先輩、同僚に頼れないか考え、仕事に臨みましょう。


人は誰しもミスをする
仕事をしていると、程度の差があるものの、誰でもミスは必ずあります。
過去のミスを過剰に責めたり、いつまでも引きずっていると「失敗したときの記憶」「失敗しそうなイメージ」が頭から離れなくなり、さらに失敗しやすい状況が作られやすくなります。
そして実際にミスを繰り返し、さらに気持ちが落ち込みやすくなるでしょう。
そうなると、常に出来事の悪い面ばかりに目がいき、何が起こっても「〇〇ができていなかった」「本当に自分はダメだ」と負の連鎖に陥りやすくなります。
しかし似たような経験をして、つらい思いを味わった人はあなただけではありません。
「自分だけがミスをしているのではない」と考えるようにすれば、気持ちが楽になります。
完璧に見える上司や先輩でもミスをした経験はあり、必ず誰もが通る道です。大きなミスにならないのは、それまでの経験を活かして対策をしているからです。
ミスが経験につながっていくので、恐れずにチャレンジしていきましょう。
仕事で失敗して辞めたいときに考える、後悔しないための対策法
仕事に失敗して辞めてしまうのは簡単です。しかし、今一度仕事を辞めても後悔しないかどうか、よく考えてみてください。
一度辞めてしまったら、会社によほど求められていないかぎり、再び雇ってもらうのは難しいのではないでしょうか?
仕事を辞めるのはいつでもできるので、後悔しないためにできる対処法を試してみてください。
辞めた時のメリット・デメリットを考える
仕事を辞めた時のメリットやデメリットを考えておきましょう。
メリットやデメリットを考えることは、未来をイメージすることにもつながります。自分の決断によって未来がどうなるのかイメージできないようであれば、運任せの選択ということになります。
仕事を辞める場合のメリット、デメリットを洗い出し、それぞれ10点満点で数値化するのがおすすめです。点数が高いほど、自分の中で影響が大きいと考えます。
出た数値はメリットではプラス、デメリットではマイナスとし、合計点によって辞めた時のメリット・デメリットを判断していきます。
例えばストレスの軽減は+10、給料の減少-10、新しいスキルの獲得+5、合計+5点とすると、転職を選択するほうがメリットが大きいことが分かります。
一般的には仕事を辞めるメリットとして、仕事のストレスからの解放、自由な時間を得られるなどがあります。デメリットとしては、収入の保証が無くなる、職歴に傷がつくなどです。
できるだけ多くのメリットとデメリットを考えてから辞めるかどうかを決めましょう。
家族や同僚、上司に相談する
仕事を辞めたいと思った時は、一人で考えずに自分の性格や環境を理解している家族や同僚、上司などに相談しましょう。
職場の同僚や上司に「辞めたい」と相談することは、少々ためらう気持ちもあるかもしれませんが、あなたの性格や環境を理解している人たちだからこそできるアドバイスもあるはずです。
信頼できる人であれば、あなたにとって一番的確なアドバイスをしてくれるはずです。
あなたに共感してくれる場合もあれば、あなたを叱責してくれる可能性もあります。
主観で物事を捉えるのではなく、客観的な視点を持ち、冷静に今一度仕事を辞めるかどうかを考えていきましょう。
新たな技術・資格取得の勉強をする
会社を辞めたいと考えたら、新たな技術や資格取得の勉強をするのもおすすめです。
新しい勉強をすることは、知識や技術の広がりがあるだけではなく、気分転換や自信を付けることができます。
さらに今の会社に必要な資格であれば、仕事のレベルアップも可能です。また、新しい会社に転職する際も、有資格者のほうが有利になります。
まずは自分が身につけたい知識や技術を探してみることから始めましょう。
仕事を辞める前に休職を検討する
仕事を辞める覚悟があるなら、その前に休職を検討してみましょう。
一般的には休職をする場合は、病気やケガをしたときです。しかし、仕事を辞めたいと悩んでいる状況は、精神的に追い詰められた状態である場合が多いといえます。
その状況では、良い結論を出すことは難しく、転職してもうまくいかない可能性が高いでしょう。
しかし休職してみれば、会社での出来事や仕事の失敗だけに囚われることなく、ポジティブな発想ができるかもしれません。
働きながら病んだ気持ちの回復を目指しても、仕事上のストレスはさらに上乗せされてしまうため、ポジティブな考え方に戻すのは難しいでしょう。
一度完全に職場から離れ、休職してゆっくり休養をとり、自分ひとりの時間、家族との時間を大切にし、心と身体を休めることが重要です。
そして、リフレッシュして気持ちを切り替えてから、もう一度仕事を辞めるかどうかを考えるようにしましょう。
仕事を失敗して辞めたいと悩んだら、転職エージェントを活用しよう
仕事で失敗してしまうことは誰でもあります。失敗の原因を明らかにして、気を付けることを決めて、きちんと対策していけば、失敗を繰り返すことはないです。
そして失敗してしまった時の対応が間違っていなければ、周囲からの信頼を失うこともないと思います。
仕事の失敗は、あなたの成長過程です。気持ちを楽にして、今すぐデキる人にはなれなくても、視点を変えることや視野を広げることは今からできます。
ほんの少しの「思考チェンジ」をして、つらい出来事に縛られている自分から、自分自身を救える自分になっていきましょう。
今後より仕事に対して前向きに考えていくために、転職エージェントを活用するのもおすすめです。
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