仕事をしていると「辛い、しんどい。こんな会社辞めてやる」と思うことは誰しも1度や2度はあるかと思います。
とっさに出てしまった感情なら構いませんが、それが、恒常的に続き、会社に行きたくないと感じるようになってきたら、転職を真剣に考えだしてもいいかもしれません。
現在の日本は雇用の3種の神器の一つである修身雇用は跡形もなく崩れ去り、転職することが普通の時代になっています。
あるデータによれば、一生の間に転職する平均回数は約2回だそうです。つまり、1度くらいは誰しもが転職する時代に突入しているようです。
本記事では、筆者の転職経験を基に、転職を考えれれている方に何かお役に立てればと思い、記事を書いております。一つでも参考になれば幸いです。
1.本当に転職は必要か?
先ほども申したように誰しも転職したいと感じることはあるかと思います。そこで、ふと我に立ち返ってください。
まず自分自身に問いかけることは「本当に転職は必要か?」ということです。
会社が嫌だから転職する、今の会社じゃ限界があるから転職する。などといったことは見聞きしますが、それらは、どうしても解決できないのでしょうか。
転職回数を重ねるほど年収が下がる可能性が高まるというデータもあるように、転職にはデメリットも多々あります。
転職によって新天地で華々しく活躍している方がいるのも事実ですが、こんなはずでは、と思う方がいるのも事実です。
新しく入った会社が思っていたような会社ではなく早期にさらに転職を重ねることになった場合、短期間でやめていることもあり、条件などがさらに悪くなってしまい、それを改善するために更に転職をするが、更に条件が悪くなり。。。といった悪循環に陥ってしまいます。
恐らく、このようなスパイラルで、転職回数を重ねるほどに年収が下がってしまうのではないかと思います。
少し、ネガティヴなことを書きましたが、要は本当に転職する必要があるのかもう一度見つめ直して欲しいということです。
転職しないことで得られることもありますし、転職しなければ得られないようなチャンスもあります。ただ、隣の芝は青く見えてしまうものなので、想定外のマイナス面が起こりうるという危機意識だけ持って決断していただければと思います。
2.なぜ転職するのか?
自分自身を見つめ直し、転職すると決意した時まずやることは優先順位を決めることです。
そこで「なぜ転職するのか?」と問いかけてください。
給与や勤務時間などの待遇を良くしたいのか、職種を変えたいのか、勤務地を地域限定にしてほしいのかなどです。ここは人それぞれになりますし、今の職場を離れる理由にもなります。
そして、次の職場に最も求めることとなります。具体的な転職活動を始める前にここをしっかり決めておく必要があります。
この譲れないポイントを押さえておくことでブレない転職活動をすることができます。
転職という人生の舵を大きく切る時に向かうべき島をきちんと定めなければ、転職活動の中で右往左往してしまいます。
実際、口では「今の職場で学べることはもうない。裁量をが大きな会社に行って、大きなフィールドでチャレンジしたい」と言っていた人が、給与などの条件につられて裁量があまりない企業に転職したが、同じ理由で1年も経たずに再度転職したという方もいました。
この方で行くと口では自分の方向性について語っていましたが、そこに対する本気度が足りなかったのかもしれません。
要は、「なぜ転職するのか?」という単純な問いは今後の人生を左右するかもしれない大きな問いであると考えています。
もちろん答えは一つである必要もありませんし、ここまでなら許容できるという曖昧な答もあるかと思います。
ですが、重要なのは、この機会に自分と対話し、自分が転職によって得たいものを出来るだけ明確にすることが転職成功(転職活動ではありません。上記の例は転職活動は成功しましたが、転職自体は失敗でした)への近道であると思います。
3.どの転職会社を選ぶか?
少し番外編になりますが、転職エージェントの選び方については一概に大手が良いというわけではありません。中堅・中小の方が良い場合もあります。
大手エージェントは効率重視であるため、求職者に何社も受けさせその内一つでも受かればラッキーというような紹介の仕方をしてきます。
一方で、中堅・中小のエージェントは業界に特化している会社が多く、行きたい業界が決まっているなら後者を選ぶ方が良いと思います。
何度かお伝えしましたが、転職は人生の転機であり、あなたの人生を大きく変えるビックイベントでもあります。
このような機会でなければ、なかなか自分と対話する機会もないかと思いますので、いい機会だと思って、悩みながら自分と対話していただければと思います。
さいごに
どのような会社へ転職し、どのような仕事をしていきたいのか。あなたには明確な希望がありますか。
なぜ転職するのか、転職において譲れない条件は何か、どのような仕事に就きたいのか、どのような会社へ転職したいのか。自分の希望をはっきりさせることで、やみくもにではなく、目的をもって転職活動を進めていくことができるでしょう。
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とは言っても、転職をすることはとても大変な作業です。情報の渦の中から応募したい企業を見つけるだけでもかなりの時間が必要ですし、職務経歴書を完全に仕上げるのには数日はかかります。
仕事をしながら転職活動をする場合、会社にバレないように内密におこなう必要がありますし、夜遅く帰宅して求人を探すのはとても疲れる作業です。
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そんななかで、時間と労力をかけずに転職を成功させるには、一体どのようにすれば良いのでしょうか?
やはり、解決策は「転職のプロ」である転職エージェントを活用することです。
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